62歳(当時)男性の場合
プロフィール

治療前の状態
治療前の状態は、上の顎に、4本、下の顎に3本の歯しかありませんでした。その他の部位は、部分入れ歯の状態でした。
本人のお話ですと、柔らかいご飯のようなもの以外は、ほとんど食べにくい状態で、偏食がちであったと言います。また、苺(いちご)のような果物でさえ、その種が入れ歯と歯茎の間に入ったりすると、たいへん痛いと言っておられました。
治療後の状態
長い治療期間(6ヶ月)後、インプラントの歯を装着したその日に、念願だった「たくあん」「するめ」などを食べることが出来たと、嬉しそうに話してくれました。
この患者さんは、今では11年を経過していますが、全く問題もなくインプラントの歯を使用されておられます。その後、上顎にも4本のインプラントを致しました。そして、上下顎に全く入れ歯がなくなり、自分の歯が再現しました。
「こんなに堅いものまで、自分の歯のように食べられるなんて夢のようだ。」と感想を述べておられます。
わたくしは、この方が、堅い飴玉をかじっているところを何度も目撃していますが、これだけは保証できませんね(笑)。
その後の人生の変化
「人生に強い自信を回復し、前向きの目標を立てて、取り組んでいます。これも、今振り返りますと、11年前にインプラント治療を行なったからですね。強く噛むことがこれほど、自分の意欲を高めてくれるとは思いも及びませんでした。今後の限りある人生で、世の中の人々に貢献して行きたい。」と語っておられます。
ちなみに、この方は、この12年間、風邪の時と血圧の検診時のみ、かかりつけの内科医院に受診するだけです。いたってお元気に御活躍です。
50歳(当時)女性の場合
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治療前の状態
しかし、実際にはそうではありませんでした。
御本人のお話によりますと、「左右の奥歯がなくなってから、ものがよく食べられず、困っていました。そして、何回か、入れ歯も作っていただき、入れてみました。しかし、どうしても入れ歯が歯茎を押しつけ、痛みと不快感で、毎日が次第に暗くなってきました。」とのことでした。
そして、「こんなに毎日、食事をする度に暗くなってくるならば、死んだ方がましだ」と考えた事が度々あったそうです。決して、そんなに深刻に考えていたわけではないと思いますが、それでも、友人から旅行に誘われて出かけると、決まって、食事に時間がかかり、食べ物を残したままバスに飛び乗ったりしたそうです。また、朝、旅館で洗面の時、友人に入れ歯を洗ったりするところを見られたりするのは、本当に恥ずかしく、つらくなってしまうので、次第に旅行も行けなくなってしまったとのことでした。
こんな時、雑誌でインプラント治療の事を知ったそうです。紹介者の先生は、東京の先生でしたので、東京で治療する時間がとれないと諦めていたそうでした。
ところが、知人の銀行の方や、友人から、当院でのインプラント治療の事を聞き、早速当医院においでになられました。確か、8年前のことです。そして、インプラント治療をお受けになられました。
その後の人生の変化
インプラントの人工歯が入り、しばらくして患者さんは私にこう言われました。
「わたくし、生きていて本当に良かったと思います。こんなに素晴らしく人生が輝けるとは、思いも寄りませんでした。そして、まさか自分がインプラントをした後に、こんなにも明るく振る舞えるなんて、想像もできませんでした。先生、本当に有り難うございました。心より感謝いたします。」と、涙ながらに言っていただきました。
54歳(当時)女性の場合
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治療前の状態
1回目の受診
この平成12年の時は、右側上顎4番部が残根状態で、抜歯が必要でした。周囲には、セラミックのブリッジが装着されており、抜歯後の治療は1本義歯を装着することになりました。 下の歯は、数本の欠損がありましたが、ブリッジが装着されておりました。今回の治療は、右側上顎4番部に、1本の義歯を入れました。
その後の人生の変化
患者様から直接インプラント後の感想をお手紙でいただきました。
「私は生まれた時から歯が弱く、そのために痛かったり、歯医者さん通いと歯にはとても苦労しました。今回いよいよ入れ歯を、と覚悟しておりました。「インプラント」をすすめられ、かなり迷いました。手術の際は大変緊張し、術後も痛かったり顔がはれたりで大変でした。でも1年半たった今、硬い物でも食べられ、美味しい食生活を楽しんでおります。」
29歳(当時)男性の場合
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治療前の状態
1回目の受診
「上の前歯が痛い」との訴えでしたので、まずX線写真の撮影をいたしました。
撮影されたX線写真からは、左側上顎に親指頭大の嚢胞(20x15x10mm程の大きさ)があることが分かりました。
治療後の状態
患者様からインプラント後の感想をいただきました。
「最初歯医者に行ったときは、まさかすぐに抜かなくてはならないとは思いませんでした。しかもインプラントという聞いたことのない方法を提示されてしまったし。しかし、インプラントの説明や、手術のやり方を資料を用いてプレゼンしてくれ、また、しっかりと質問に答えてくれたので、けっこう安心してました。」
「手術も思ったよりも時間がかからず、なんかあっという間の感じでした。意識はあるのですが朦朧としている状態で、先生の声が遠くから聞こえていました。手術後の歯がない時間が半年あったのが長く感じました。」
「歯を入れた後は、普通の歯と変わりなく、見た目もきれいになったので、かなりうれしいです。今ではインプラントでよかったと思っています。先生もスタッフもみんなやさしい人なので、安心しています。」
40代(当時)女性の場合
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『小さな頃から腫れて治療をして、また腫れての繰り返しで、不安で物を思いっきり噛む事が出来ませんでした。いよいよ抜く事になり、当たり前のようにBrにしました。でもBrは自分が思ったよりも長持ちませんでした。』
職業上、人と話す事が多いこの方は入れ歯では、話もしにくくなるだろうとインプラントを決意されました。
『最初は迷いました。何より保険がきかないとの事で、高額でどうしようと思いました。でも、ここだけ今のうちにやっとけば、他の歯を守る事になるし、自分の体の事だからやるしかないと思ったんです。』
治療の経過
手術はかなりの骨の移植が必要でしたので、腫れる事は予想されていましたが……
『自分が想像していたより腫れました。当日は痛みも強く、夜にもう一度来院した事も覚えています。次の日からは薬でコントロールできる程度の痛みでしたが、腫れて、まるで殴られたような顔になったので主人に、俺が殴ったと思われたら嫌だから会社を休んでくれと言われました(笑)
骨にインプラントがつくまでの間、歯がなくて、食べる事、発音の障害など大変でした。歯が無いってこういうことなんだなと思いました。』
治療後の状態
患者様からインプラント後の感想をいただきました。
6ヶ月間しっかり待っていただきいよいよ歯が入りました!
『歯が入ったばかりの時は頬を噛んだりして異和感がありましたが、昔Brを入れた時ほどではなかったのにびっくりしました。今は問題なく使っています。インプラントに自分の歯が負けてしまわないかが心配です(笑)』
今では半年に一度、インプラントとご自身の歯の定期健診に笑顔で来て頂いています。
70代(当時)女性の場合
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『歯のある頃は部分義歯でも特に不便無く使えてました。インプラントを何度か進められたのですが手術が怖くて決心がつかなかったんです。』
最後の支えであった前歯のBrが抜け落ちてしまい、大きな入れ歯を入れる事になりましたが……
『上顎いっぱいに形が大きくなった事で話しにくくなりました。常に飴玉をなめているような感じで舌の置き場が無く、全く満足できませんでした。インプラントしようかな……と考えていた時、スタッフの方が模型や写真を持ってきて説明してくれたんです。その力添えがなければインプラントはしてなかったと思います。』
治療の経過
この方の手術は骨が少ないため頬骨を使ったかなり難しい手術でありました。
『手術最中の事は麻酔のお陰で全く覚えてません。腫れたけどすぐにひいたし、痛みも薬を飲んでいれば平気でした。
半年、骨につくまで待つのも綺麗になるためなら焦ってみてもしょうがないと思って過ごしたら、あっというまでした。』
治療後の状態
歯が入った後はいかがでしたか?
『最初の1~2ヶ月はなかなか慣れませんでした。歯の形や、大きさなど根気良く調整してもらい、今では本当に最高です。やっぱり早くインプラントすればよかったと思いました。
顔が若返った様だねとたくさんの方から言われ、第2の人生を歩んでいるようです。』
この患者様からは常に明るく前向きに、という事を教えていただきました。最後にお話の中で、嬉しいお言葉を頂きました。
『先生とスタッフ、患者の気持ちが1つにならなければこんなにいい治療は生まれなかったと思います。良い先生に巡り会えたこと、スタッフの強い力添えがあったことに心から感謝しています。』
この患者様は現在下顎もインプラント治療中です。
20歳(当時)女性の場合
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治療前の状態
左下第一大臼歯に何度も治療を受けた跡があります。かなり虫歯が深いですが、何とか神経を残してもらっていたようです。
何もしなくても痛みでる毎日が続くということで、残っていた神経を取る事になりました。根の先が曲がっていて治療が難しそうです。
神経を抜いても痛みが治まらなく、歯自体を抜く事になってしまいました。
失った歯を作る為には、「Br(ブリッジ)」・「入れ歯」・「インプラント」の3つの方法があります。最も一般的なのはBrですが、両脇の健康な歯を削って負担をかけてどんどん歯を失っていく原因を作る事になってしまいます。
『頭では分っていても怖いし、なにより金額も保険がきかないので高額である。それでも歯を削りたくないし入れ歯はもっといや!結論インプラントしかなかった……という訳です。』
治療の経過
術中は静脈内鎮静法という麻酔を使用しました。これは全身麻酔とは違い、完全に意識がなくなるのではなく、軽くお酒に酔った感じになり、切れた後は手術中の事は全然覚えていない、という麻酔です。
『当日はやっぱり緊張していました。私も初めは半信半疑でしたが本当にあっという間に寝てしまい、起きたら終わっていたという状態でした。あの緊張はどこへ……?といった感じです。』
手術後1日目
『夜ご飯もいっぱい食べぐっすり眠れました。朝、少し鈍痛で目が覚めました。さすがに傷口なので痛み止めがきれたようです。痛みはお薬でコントロールできる程度でした。唇を引っ張るため、口角の方が痛かったです。自分では顔は少し腫れたかな、と思いましたが、今写真で見てみると、パッと見分かりませんね。お口の中は少し腫れぼったくありましたが特に感染等見受けられなく、良好でした。』
手術後4日目 ~ 抜糸
『4日目当たりから痛み止めが無くても生活できるようになってました。ただ、歯ブラシがしにくくいつも口臭が気になっていました。糸を取ってしまえば突っ張り感もなくなり、ぐっと楽になりました。』
仮歯作成へ
手術から1ヶ月経ちました。本来なら埋めた後は骨につくまで4~6ヶ月程待つのですが、この患者様の場合は骨の状態が良好であったためすぐに仮歯を入れる事になりました。
『ずっと1本足りないままで生活していたため両脇の歯に負担がかかり、痛みがでてきたのです。早めに歯が入る事はすごくうれしい事でした。』
『インプラントで力が受けれるようになり、両隣の歯の痛みも少しづつなくなってきました。まだ仮なのでねじ穴があり、自分の体に小さなねじで出し入れ出来る物が入っているかと思うと不思議です。
1つ難点は自分の歯は動きがあるのに対し、インプラントは全く動かないので、その間に食べ物のカスが良く詰まってしまう事です。徐々に間をきつくしていき、解消していただきたいと思っています。』
この患者様は現在まだ治療の途中です。この後は仮歯ではなく、色味が自然なセラミックの歯が入る予定です。